ECサイトの開設・運営にともない、販促の方法を検討されている方もいらっしゃるかと思います。
今回はECサイトの販促の方法の1つとして、リスティング広告についてご説明します。
リスティング広告とは
リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに連動して表示される広告のことです。
検索キーワードに連動して検索結果画面に広告が表示される検索連動型広告のほかに、ニュースサイトやブログ、YouTubeなどに広告が表示されるディスプレイ広告も含まれます。
代表的なものにはGoogle広告、Yahoo!広告がありますが、この記事では主にGoogle広告についてご紹介します。
リスティング広告のメリット・デメリット
どんな販促にもメリットとデメリットがあります。
リスティング広告についても様々な側面からメリットとデメリットを考え、出稿を検討しましょう。
メリット
設定した予算内で運用ができる
リスティング広告は設定した予算内での運用が可能です。
設定した広告費の上限を超えると広告が表示されなくなるため、設定した予算を超えることはありません。
見込み顧客に効率的にアプローチできる
例えばスイーツの通販サイトの広告で、「スイーツ お取り寄せ」といったキーワードの設定により
そのキーワードを検索したユーザーの検索結果画面に広告を表示させることができます。
「スイーツ お取り寄せ」と検索したユーザーはスイーツに興味を持っている可能性が高く、購入につながる可能性も高いと言えます。
そのため、リスティング広告は商品やサービスの購入につながりやすい見込み顧客に対する効率的なアプローチが可能です。
デメリット
運用に知識や時間が必要
リスティング広告の効果を最大限に発揮するためには、データを分析し、キーワードやターゲティングの改善・調整などを繰り返し行う必要があるため、知識や時間を要します。
しかし、現在は様々なサイトや書籍でリスティング広告について解説されているので、自身で運用する場合にはそういったサイトや書籍を参考に運用するのも良いと思います。
また、運用を代行している業者もありますので、自身での運用が難しい場合は代行業社に依頼するのも1つの手です。
Google広告の種類
Google広告には広告の掲載場所や形式が異なる5種類の広告があります。
ここでは代表的な「検索連動型広告」と「ディスプレイ広告」、ECサイトに特化した「ショッピング広告」の3つの特徴を見ていきましょう。
検索連動型広告
検索連動型広告はユーザーが検索したキーワードに連動して検索結果画面に表示される広告です。
地域、曜日、時間帯によるターゲティングが可能です。
下記画像の赤枠で囲っている部分がGoogleの検索連動型広告で、検索結果の上部または下部にテキスト形式の広告を表示することができます。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告はニュースサイトやブログ、YouTubeなどに表示される広告で、Googleのディスプレイ広告はGDN(Googleディスプレイネットワーク)と呼ばれいてます。
ユーザー属性、地域、興味関心やリマーケティング等によるターゲティングが可能です。
下記画像の赤枠で囲っている部分がGoogleのディスプレイ広告で、閲覧しているコンテンツにテキストや画像形式の広告を表示することができます。
ショッピング広告
ショッピング広告は検索連動型広告の1種で、Google Merchant Centerに登録した商品データに基づいて作成される広告です。
検索連動型広告はテキスト形式の広告ですが、ショッピング広告は商品画像や商品名、価格等が表示される広告です。
下記画像の赤枠で囲っている部分がGoogleのショッピング広告で、検索結果画面の上部または右側に表示されます。
まとめ
リスティング広告はユーザーが広告をクリックしたタイミングで課金されるクリック課金型広告です。
広告が表示されただけでは課金されず、クリックされた場合のみ課金されるため、費用対効果が非常に高い広告です。
メリットやデメリット、広告種類ごとの特性などを理解して導入を検討してみてはいかがでしょうか。