今回は、ECサイトのデザインで最近よく使われているメニューやUIについてピックアップしてみました。「機能的なものは美しい」なんていう言葉はありますが、いくら見た目ばかりが良くても、ユーザーが使いにくいものでは結果的に興味喚起や購買意欲にもつながりません。そのサイトで販売するものの内容やターゲット属性等を考慮し、最適なメニューやUIを導入することが重要です。
1. 商品画像入りメニュー
・参考サイト
【公式】LOWYA(ロウヤ)|家具・インテリアのオンライン通販
https://www.low-ya.com/
最近さまざまなECサイトで使わているデザインが、商品画像のサムネイル入ったメニューです。単に商品ページへの入り口としてではなく、金額を掲載することで商品の価格帯が訴求でき、購入検討するきっかけもなります。
ただし、カテゴリー等を整理せずに数多く掲載してしまうと、逆に見づらくなってしまうので注意が必要です。
2. 商品ズーム表示(拡大)
・参考サイト
アカチャンホンポ ネット通販
https://akachan.omni7.jp/top
商品ズーム表示は、特にファッションや雑貨系のECサイトで利用されているのを見かけます。Amazonでも使われていますね。通販では実際に手にとって見ることができないため、服の生地の質感や色合い、パーツの形状等がアップで確認できることは安心感につながります。
3. 動画再生(YouTube引き込み)
・参考サイト
フェイスマスク ルルルン【公式】
https://lululun.com/tabisuru/tokyo/
YouTubeをはじめ、さまざまな動画コンテンツにふれる機会が多くなりましたが、ECサイトでも動画が活用されています。ブランドの世界観を伝えたり、商品のユーザーベネフィットを訴求するなど、イメージ戦略にも有効です。デジタルツールの進化で動画撮影・編集も簡単になり、以前より制作コストも抑えられるようになっており、今後取り入れるサイトがますます増えていきそうです。
4. スライドショー(カルーセル)
・参考サイト
スノーピーク(Snow Peak)の公式通販サイト
https://ec.snowpeak.co.jp/snowpeak/ja
TOPページのメインビジュアル等で、スライドショー形式で見せるタイプの表示方法です。WEBサイトではスタンダードな手法ですが、特に訴求したい商品やキャンペーン、特集コンテンツといった情報を掲載するのに効果的です。
5. プルダウンメニュー
・参考サイト
スポーツオーソリティ公式通販
https://www.sportsauthority.jp/shop/c/cSA/
大手ショッピングサイト等でもよく使われている、プルダウンタイプのメニューです。取り扱い商品のカテゴリーや点数が豊富なECサイトで使われることが多いようです。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか。
もちろん、今回ピックアップしたメニューやUIを取り入れれば、必ず売上がアップするということではありません。
導入で述べたように、デザインとしてただ美しいだけでなく、商品が探しやすい、クリックしたくなるといった機能が備わっているか。
ECサイトの成果は、好印象を持ってもらうだけではなく、実際にカートに入れてもらい、購入してもらうこと。
紹介したのはほんの一部ですが、こうしたメニューやUIをECサイト制作に上手に活用し、ユーザーの反応等の検証を繰り返しながらブラッシュアップしていくことで、成功への道筋が見えてくるかもしれません。